みなさんこんにちは。義家です。
今回は「坪単価×坪数ではお家は建たない」というお話の続きをしたいと思います。
前回、住宅会社のチラシに「坪/○○万円~」と、
坪単価が記載されたものをよく見かけますが、
単純に「坪単価×坪数」を計算され「この金額なら予算内で建てられそう!」と、
思う方もいるのですが、それは凄く危険ですというお話をさせてもらいました。
何が危険かというと・・・
「坪単価×坪数」で出された価格は、
たいてい建物の「標準仕様」の部分のみの価格。
しかも標準仕様は、各住宅会社の考え方によってさまざまです。
“照明やカーテンなども含み、普通に生活できる”レベルもあれば、
単純に“建物本体のみ!このままの状態では住むことはできません”
というレベルまで色々あります。
ただ…たいていの場合は、その標準仕様のみ価格表示をして、
安く見せているのが「坪単価」だということを知っておきましょう。
お家をたてる為には「坪単価×坪数」だけではなく、
家の外回りの水道・ガス・電気工事といった「付帯工事費」、
工事に必要な仮設トイレや足場などの「仮設工事費」、
そして住宅ローンを借りるのに必要な各種の費用や火災保険・地震保険・登記費用などの「諸経費」などなど…
この他にも含まれないものはたくさんあります。
ですので、結果として「坪単価×坪数」=標準仕様の価格に数百万プラスしないと、
実際に住める状態にならないことを知っておいてくださいね。
そこで公式をつくってみました。
住める状態=(坪単価×坪数)+オプション+各種諸費用→【安全予算内か?】
お家づくりで重要なのは、坪単価でもなく、お金がいくら借りられるかでもなく、
どの位の支払いなら安心して暮らしていけるか?ですからね。
それではまた次回お楽しみに~!