皆さんこんにちは、設計工務部の柴です。
元旦に起きた能登半島沖地震、最近では愛媛・高知でも大規模な地震が発生しましたね。最近は震度4を超える地震が頻発していて、不安に思われる方をいらっしゃると思います。
ですが、日本に暮らしている限り地震を避けられないのも事実です。建築業界ではそんな地震に対して「建物が耐えられるような家」を作ることが今では当たり前になっています。
発端は、29年前の阪神淡路大震災で建築の耐震に対して大きく見直され、今では、建築基準法に耐震の項目が追加されました。つまりその基準を満たしていない建物は違法になります。
ただ、皆さんがちょっと勘違いをしてしまうことがあります。
それは、「耐震」は、あくまで建物の倒壊や崩壊を防ぐものではありますが、損傷しないというわけではありません。ですので、耐震を考えられている家ならば震度6以上の地震が来ても倒壊しないというわけではありません。当然建物を建ててから時間が経てば建物にも劣化が生じています。ですので、一度大きな地震にあった後はメンテナンスが必要になります。
耐震とは、あくまで建物を守るものでは無く、人の命を守るためのものですので皆さん気をつけましょう!