ナガノの気象や気候。
そう聞くとなんだか小難しいお話しに思えるかもしれませんが、
みなさんもきっと天気予報をスマホやTVでチェックして日々の生活やお仕事に役立てていると思います。
今回はそんなナガノの気候に関するお話しをしてみたいと思います。
■長野の気候の特徴
長野県は海岸から遠く離れた内陸に位置しており、全県的に内陸特有の気候で、一日のうちで最も高い気温と最も低い気温との差(日較差といいます)、一年のうちで最も高い月の平均気温と最も低い月の平均気温との差(年較差といいます)が沿岸部に比べて大きく、湿度が低い地域です。
また、年間降水量も少なく、特に長野盆地から上田・佐久盆地にかけては、北海道東部についで雨の少ない地域となっています。一方で冬期の北部は季節風の影響で雪の日が多いのも特徴です。
標高の高い地域では、山岳地帯特有の気候が見られ、平地に比べて気温、気圧、湿度が低く、太陽からの日射のエネルギ-量も多くなります。風も平地に比べて強くなります。
平地の多くが盆地のため、盆地特有の気候が見られ、昼と夜の気温の差が大きくなります。(長野地方気象台HPより一部抜粋)
ちょっと固い説明文になってしまいましたが、ここから私たちの生活に関係する事を読み解いてみると・・・
①米がうまい!笑
日較差が大きい地域はおいしいお米が採れるそうです(農水省のHPにも記載されています!)。それがどう生活に関係するか?というと、おいしいお米が採れる地域と言うことは稲作が盛んな地域とも言い換えられます。つまり日々の食卓で欠かせないお米がたくさん流通していて、おいしいお米を食べる機会に恵まれている!と言えます(かなり個人の感想ですが…)
②夏場はすごしやすい!
北部は冬期積雪量が多くなりますが、夏期は全県的に降水量も少なく湿度も全国的に見ると低め。これを読んでいる方の中にも夏場はエアコンを極力使わず、自然風を活用するという方もいると思います。長野県北部、特に長野市周辺に限って言えば夏の夜は北側や西側の窓を開けて気持ちよい風が入ってくることを経験した方多いと思います。
自然風を利用する際は、その地域に合わせた窓の配置を考えるのも大切なのでこういった気候の情報は知っておきたいところですね。
③冬は雪も多いし何より寒い!
当たり前ですが寒いです。そして北部は積雪量も多いので暮らしの中で様々な工夫をしている方が多いと思います。雪かきがしやすいように駐車場を舗装したとかカーポートを建てたなんてお話はよく聞きますよね?
そして様々なアンケートで散見されるみなさんのお困り事の上位には常に「寒さ」も入っています。文字通り死活問題の寒さ対策。寒いのが苦手だから暖かい家にしたい!と言う方多いですよね?ホームセンターでも対策グッズコーナーが毎年できています。また断熱性の高いお家をご希望する方も多いと思います。
ホームセンターのグッズにしても、お家の断熱性能にしても「ただお金をかければいい」ということではなく、せっかくお金をかけるなら「費用対効果」=「コスパ」も大切ですよね。どのくらいお金をかけるのがいいか?どのくらい対策を立てるのがいいか?それも気候に関する情報をきちんと加味するときっとコスパに優れた対策になるのではないでしょうか?
④太陽光発電がおすすめ!
これも寒さ対策同様お金をかければいいというものではないので「絶対にお家に載せるべき!」というわけではありませんが、もし、お家に太陽光発電を検討されているならどのメーカーも地域別のシミュレーションを出してくれます。どの地域がどの位年間に発電するのか?を全国的に見たとき、長野県は瀬戸内地方に次いで発電効率がいいというデータもあります。降水量が少なく標高も高いと言う地域特性がその要因となりますが、こういった情報も気候から読み取れるんですね。
と言うことで今回はナガノの暮らしで欠かせない「気候」のお話しをさせていただきました。
風向きや雨のこと、雪のことや温度のこと。山の景色や星空のこと、実は「気候」ってとっても楽しい情報がたくさん集まっているので機会があればまたどこかでお話しさせていただこうと思います。